薬局M&Aのメリット・デメリット
薬局業界では国の政策転換などの影響でM&Aが活発化しています。私たちはM&Aを有効に活用して、薬局業界の発展を担っておりますが、今回はM&Aを行う際の「買い手側のメリットとデメリット」をお伝えします。
【メリット】
新規事業の立ち上げには「マーケティング」「技術開発」「従業員の教育」など、多くの手間や時間が必要です。しかし、M&Aの実行により、すでに完成している状態の事業や企業を買収できるので、大幅な時間短縮と開業直後からの安定した経営状況を担保できるのがM&Aのメリットです。
具体的には以下のようなメリットが挙げられます。
・顧客基盤をそのまま獲得できる
・薬剤の原価を下げられる(共同仕入れができるため)
・薬剤師やスタッフを確保できる
・店舗網を素早く拡大できる
・法改正や診療報酬改定への対応力が上がる
【デメリット】
メリットがあればもちろんデメリットも存在します
具体的には以下のような内容です。
・経営統合がうまくいくかどうかは不確実性が高い
・社風や労働条件に変化がある場合の従業員のモチベーション低下や離職リスク
・残業代未払いや訴訟リスクを引き継いでしまう恐れがある
我々はメリットを最大限に活用し、デメリットによるリスクを最小限に減らすことで現状を構築してきました。
デメリットであげられる項目については、M&A契約締結前にデューデリジェンスや交渉を通して十分にチェックし対策を検討します。当然のことではありますが、それら課題を解消してからM&Aを行い、解消できない時はM&Aを実行しません。
薬局のM&Aを専門に行ってきた我々だからこそ、どのような項目に気を付けなければならないかは十分に心得ていますので、十分なサポート体制が整っていると考えています。
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