薬局の「お会計」の基本
薬局M&Aを行うにあたり、抑えておかなければならないのが薬局経営の知識です。
その中で、当然重要になってくるのが売上。
薬剤師の方はすでにご存知かと思いますが今回は薬局の「お会計」の基本を説明します。
一般的には、お薬を購入する場合、よくわからないまま薬局でお会計を済ませてしまっている方も多いかと思います。しかし薬局で支払う「お会計」は、お薬自体の費用以外にもさまざまな項目が組み合わさって計算されており、それぞれの項目の値段(=調剤報酬点数)は、2年ごとに見直されているのです。
まず、基本的な部分として、薬局で支払う「お会計」は、厚生労働省が定める「調剤報酬点数」という、1点=10円の点数から成り立っています。つまり、この点数が高くなるにつれて、お会計も高くなっていくのです。
調剤報酬の点数には、さまざまな項目があります。薬局・薬剤師が提供する医療サービスによってそれぞれ点数が付与されており、大きな構成要素は以下の通りです。
【調剤報酬点数の内訳】
・調剤技術料…様々な機能やサービスを備えた薬局に対する点数
・薬学管理料…薬剤師が患者さまの使用している情報を薬歴として記録/管理したり情報提供する時の点数
・薬剤料…薬そのものの点数(薬価基準で定められている)
・特定保健医療材料料…在宅医療で使用する特定の医療材料の点数
また、調剤技術料はさらに「調剤基本料」「薬剤調製料」「各種加算料」の3項目に、
薬学管理料は「調剤管理料」と「服薬管理指導料」の2項目に分かれています。
▼調剤技術料の内訳
・調剤基本料…薬局の設備や重機などの使用に対する点数
・薬剤調整量…薬の調剤に対する点数
・各種加算量…特別な調剤を行った時の点数(錠剤を粉砕して粉状にするなど)
▼薬学管理料
・調剤管理料…処方されている薬が適正かの判断に対する点数
・服薬管理指導料…使用している薬の管理に対する点数
この様に薬局の「お会計」は様々な項目と点数から成り立っています。
お薬を受け取った際にはぜひチェックしてみましょう。
薬局の経営には様々な知識やその組み合わせが必要になってきます。
我々が展開している「薬剤師のための新時代の資産構築方法」では、経営を代行するサービスを行っており、薬局経営の細かい知識や時間、経験がなくても自分の薬局を持って、利益を受け取ることができるのです。
M&Aによる薬局経営のご提案から実際の運用サポートまでを手掛けていますので、興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
0コメント